vs生物資源科学部ブルータス

 11月21日、日大理工グラウンドにてリーグ最終節となる、“生物資源科学部ブルータス”戦が行われた。相手は、ここ5年間勝利していないばかりか、TDすら奪えていない宿敵である。1人1人が打倒生科を心に誓い試合に臨んだ。

 1Q。生科のキックオフにより試合開始。理工最初の攻撃は、QB#10太田(1年・日大鶴ヶ丘)のブーツレッグプレイにより1プレイでFDを更新する。その後も、OL陣の好ブロックに支えられ、RB#29小川(2年・千葉日大一)RB#7細江(3年・千葉日大一)のランプレイを中心に一気にゴール前まで攻め込み、最後は、RB#7細江のパワープレイにより理工が生科から実に6年ぶりのTDを奪う。TFPのキックも成功させ、理工が7−0と先制する。
 一方、生科の攻撃。ショットガンフォーメーションからのパスプレイを理工LB#89林(1年・日大鶴ヶ丘)のインターセプト。攻守交代。
 そして理工のオフェンスは、RB#7細江がブラストプレイで50ヤードを走りきりTD。TFPのキックも決まり14−0とする。
 しかしここから生科の逆襲が始まる。ショットガンフォーメーションからのパスプレイがおもしろいように決まり始め、最後は、QB#9からSB#29へのパスでTDを奪われる。しかしTFPのキックは失敗し14−6。
 ここで得点し、再び生科を突き放したい理工オフェンスだが、痛恨のピッチミスを犯してしまい、これを生科FS#29にリカバーされそのままTDされてしまう。TFPも2ポイントコンバージョンを決められ14−14。試合を振り出しに戻されてしまう。
 50ヤード付近からの理工の攻撃は、ロングパスをこころみるがインターセプトによりターンオーバー。

 2Q。一方生科の攻撃は、理工の好ディフェンスによりパントに追いこまれる。このパントをRET#24西内(3年・都立三田)の好リターンにより敵陣10ヤードからの攻撃となる。
 ここでQB#10太田からTE#81長崎(1年・日大三)へのパスプレイが決まり勝ち越しのTD。TFPも決め21−14とする。このTDで流れにのる理工は、生科のパスを理工FS#10太田がインターセプトリターンTD。TFPも決まり28−14となる。
 再び生科の攻撃、またも生科のパスプレイを今度はCB#20高木(2年・日大三島)のインターセプトによりターンオーバー。
 絶好のフィールドポジションからの理工の攻撃はRB#29小川RB#7細江のランプレイを中心に、敵陣深くまで攻め込み、最後は、RB#7細江のオープンプレイによりTD。TFPも決まり35−14。その後、 理工ディフェンス陣は生科のパントのスナップミスからセーフティを奪い37−14。

 3Q。理工のキックにより試合開始。後半に入っても理工ディフェンス陣が生科に反撃の糸口を与えず簡単にパントに追いこむ。ここで、RET#10太田の好リターンにより、敵陣5ヤードからの理工の攻撃となる。RB#7細江のカウンタープレイによりTD。TFPも決め44−14。その後も反撃の手を緩めない理工オフェンスは、RB#7細江のパワープレイによりTD。TFPも決まり51−14と生科を引き離していく。
 一方生科も、パスプレイ主体のオフェンスでFDを狙ってくるが、これをCB#20高木がこの日2度目のインターセプト。その後の理工の攻撃は、パントに追いこまれるが、次の生科オフェンス。またもやパスを今度はLB#89林のこちらもこの日2度目のインターセプト。
 続く理工オフェンスは4thダウンで、FGを選択する。これをK#24西内がきっちり決め54−14。

 4Q。ここでの生科の攻撃も、理工ディフェンス陣の踏ん張りによりFD更新を許さない。攻守交代して理工のオフェンス。QB#10太田からTE#81長崎WR#32横田(1年・日大)へのパスで一気にゴール前まで攻め込み最後はWR#87岩田(3年・大垣日大)へのパスでTD。TFPも決まり61−14。
続いて生科の攻撃。ショットガンフォーメションからパスプレイを試みるが、理工DE#27渡邊(汗)(3年・日大一)DT#98柴田(3年・県立関)が相次いでQBサック。その後もきっちり抑え攻守交代。
50ヤード付近地点からの理工の攻撃。ここでドラマが起こる。T#66日下部(3年・札幌日大)WR#32横田の好ブロックに助けられRB#40小松(2年・都立三田)の完全復活の約50ヤード独走TD。TFPも決め68−14。
 生科の攻撃。ここでも、DE#77池上(2年・攻玉社)がQBサック。その直後、この日大暴れのLB#89林のなんとこの日3度目となるインターセプトが飛び出しターンオーバー。
 理工の攻撃。最後は、RB#7細江のカウンタープレイにより生科の息の根を完全に止めるTD。TFPも決まり75−14。最後は理工オフェンス陣が生科の敵陣深くまで攻め込み、勝利へのカウントダウンの中、ニーダウンで試合終了。夕陽が西に傾く中、グラウンドには理工選手の歓喜の雄叫びだけが響き渡った。



 今回、5年間まったく得点していない生科に対して、75点という大量得点を取ることができた。これは「2003.11.23」に生科に負けてからの1人1人の血のにじむような努力の集大成といえるだろう。「2004.11.21」この日から、新星SCITECHのスタートだ。その歴史の1ページ目が「2004.12.4」“早稲田大学レブルス”戦だ。この1戦を踏み台に更なる飛躍を遂げるだろう。これから歴史を刻むのは、我々だ!

文責 #87



Shino's EYE

 ついに勝った。5年間勝てなかったチームにやっと勝った。4年ぶりのリーグ優勝。全勝優勝となると98年以来6年ぶりである。

 オフェンス。過去5年得点できなかったチームとは思えないほど、大爆発。生科の積極的なブリッツにもきちんと対処できたのではないだろうか?またオフェンス11人に「1ヤードでも前へ」という気持ちが感じられた。RB小松の怪我から復帰のTD。弱音を吐かずリハビリした成果であろう。君の忍耐強さには頭があがらない。本当にあのTDには感動した。

 ディフェンス。このチームになってから対外試合で初失点。悔しい。やはり課題はパスディフェンスだろうか?しかし、2Q以降は落ち着いて相手オフェンスを封じた。この優勝は強力ディフェンスがあったからである。

 さあいよいよ選手権出場だ。チーム全員が初の舞台。準決勝の相手は昨関東王者、そして強豪ぞろいのフロンティアリーグを勝ち抜いた“早稲田大学レブルス”。早稲田と秋の公式戦で最後に対戦したのは98年の選手権準決勝である。この試合は最後の最後で逆転されるという大変悔しい試合であった。
 早稲田に昨春の公式戦で勝利している。しかし春と秋の早稲田は別チームと 言っても過言ではない。これからの少ない時間できちんと準備をし、15年ぶりの選手権準決勝勝利を目指そう。




STARTING MEMBER
OFFENSEDEFENSE
SE87岩田DE27渡邊(汗)
T78齋藤DT98柴田
G77池上DT66日下部
C76田中DE77池上
G56松井LB89
T66日下部LB42
TE81長崎LB56松井
WR32横田CB24西内
QB10太田CB20高木
RB29小川SS32横田
RB細江FS10太田
K24西内P24西内



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