OB戦

 5月2日、今季初試合となるOB戦が快晴の中、日大理工グラウンドで行われた。12分正式と公式戦と同じ計時で行われ、現時点でのチーム力を試すのに絶好の場となった。なお、キッキングは省略された。

 1Q。OBの攻撃から試合開始。まずは現役ディフェンスが3回の攻撃できっちり止め、攻守交代。ここで先取点を奪いたいところだが、FDを更新することはできず、こちらも3回で攻撃を終える。
 OBの攻撃、1度はFDを更新されるも、それ以上ゲインを許さず、現役の攻撃につなげる。しかし、またもFDを更新する事なくOBの攻撃となる。ここで、RB#33、RB#19に連続でFDを更新され、現役陣まで攻め込まれ嫌なムードが漂うが、SS#10(この日は#82を着用)太田(1年・日大鶴ヶ丘)がパスをインターセプト。
 何とか攻撃の糸口を見つけたい現役オフェンスだが、またもFDを更新することなく攻撃を終える。

 2Q。OB、現役ともパントに終わり試合は膠着状態になるかと思われたが、試合が動いた。OBの攻撃4thダウン、スキをつかれた現役ディフェンスがドロープレイでロングゲインを許してしまい、ゴール前まで攻め込まれる。何とか踏ん張りたいところだがジリジリと進まれ、最後はRB#33のダイブプレイでTDを奪われる。TFPも2ポイントコンバージョンを決められ0−8となる。
 先取点を奪われ、反撃に出たい現役だが、依然オフェンスは不調。QB#14関(2年・土浦日大)の投げたパスをOB・LB#44にインターセプトされてしまい、自陣でターンオーバーを許し、またもピンチに陥る。
 しかし、現役陣20ヤードからのOBの攻撃をLB#42権(2年・都立三田)LB#5渡邉(恒)(4年・日大鶴ヶ丘)の相次ぐ好タックルで止め、2Q終了。

 3Q。早く同点にしたい現役はまずディフェンスでみせる。OB・QB#8から投げられたパスをFS#24西内(3年・都立三田)がインターセプトしボールを一気にOB陣まで持ち込む。
 ここで不調だった現役オフェンスがようやく反撃を開始する。RB#7細江(3年・千葉日大一)のカウンタープレイでこの日初めてFDを更新したのを皮切りに、オプションプレイ、パワープレイと次々にRB#7細江がロングゲインを奪う。そして最後はRB#7細江のパワープレイでTD。TFPもQB#14関からWR#10(#82)太田のパスが通り、8−8の同点に追いつく。

 4Q。OBの攻撃。ここで現役SS#10(#82)太田がこの日2本目のインターセプト。一気に逆転したい現役だが、またもFDを更新することはできない。
 OBは後半からワンバックフォーメーションを多用し、パス主体の攻撃を試みたが、FS#24西内CB#20(この日は#88を着用)高木(2年・日大三島)ら現役DB陣が好ディフェンスを見せ、FD更新を許さない。
 そして試合終了間際、現役にチャンスが訪れる。パワープレイなどで次々にFDを更新し、一気にOB陣20ヤード近くまで攻め入り、4thダウン。ここで現役はFGを選択。これをK#24西内が落ち着いて決め11−8と土壇場で逆転に成功する。
 この時点で試合残り時間は約30秒。OBの攻撃をしっかり守りきり試合終了。現役が11−8とOBに辛勝した。



 しかし、この勝利は決して喜べる内容ではない。個々の能力が高いとはいえ、OBチームはその日集まった即席チームである。そのチームに苦戦しているようではオープン戦、公式戦と勝ち抜けるわけがないだろう。特にオフェンスの力不足は深刻である。OL、QBのレベルアップがなければ、この先の戦いはますます厳しいものとなるだろう。

文責 #66



Shino's EYE

 今季初試合となったOB戦。新チームになってから不安視されていたオフェンスの弱さを改めて露呈してしまった。オフェンスメンバー11人ないしチーム全員がプレイを理解し、プレイタイミングを合わせるよう努力せねばならない。
 ディフェンスもまだまだ安心できる状態ではない。ミスタックルが多すぎるし、シチュエーションを考えて全員がプレイをしていない。2Qにドロープレイでロングゲインを許したのはその典型である。

 また、今年は多くの有望な新人が入部した。今、スターターの上級生も油断をしたり、練習をしっかりしなければ、試合に出る機会を失うということを肝に銘じなければならない。

 次は、今季初の対外試合、早稲田大学レブルス戦。昨春勝利したとはいえ、相手は主力がほとんどいない状態であった。秋、我がチームはリーグ戦敗退、一方相手は関東優勝となっている。我々はチャレンジャーとして試合に臨むべきであろう。(※後日、早稲田大学レブルス戦は雨天中止となりました。)
 これから試合が4試合予定されているが、1試合1試合目標を決め、それを達成していくことが大切であろう。

 最後にお忙しい中、多くのOB・OGの方々に集まっていただいたおかげで試合形式でできました。ありがとうございました。まだまだ発展途上ですが試合経験を積むことによって、秋に優勝できるようなチームにしていきたいと思います。夏にもOB戦が予定されております。またその時には宜しくお願い致します。




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