vs明治大学ロードランナーズ

 6月1日、日大理工グラウンド。前日降っていた雨もなんとかあがり、蒸し暑い中試合は行われた。相手は昨年のオープン戦で完敗を喫した“明治大学ロードランナーズ”。昨年のリベンジ、そして何より秋に向けて負けるわけにはいかなかった。

 理工のキックオフにより試合開始。明治最初のラン攻撃をDT#98(この日は#65を着用)柴田(2年・県立関)がロスタックル。そして3rdダウンのパスをLB#5渡邉(恒)(3年・日大鶴ヶ丘)がインターセプト。試合開始早々、理工は先制のチャンスを得る。
 絶好のフィールドポジションで攻撃を開始した理工は、RB#19佐藤(4年・日大鶴ヶ丘)QB#7細江(2年・千葉日大一)のランでゴール前まで迫り、RB#19佐藤のランでTD。TFPのキックは失敗に終わるが、6−0と先制に成功する。
 明治の攻撃。ショットガンフォーメーションから、SB#27、WR#3、WR#19へのパスが次々と通り、ゴール前に攻め入る。最後はRB#27のランでTD。こちらもTFPのキックを失敗し、6−6の同点となる。

 2Q。1Q後半からの理工の攻撃はRB#19佐藤のランで2度FDを更新するものの、無得点に終わる。
 続く明治の攻撃も、QB#7のパスが冴え渡る。WR#19、TE#64、WR#3へパスが通り、敵陣10ヤードまで前進。ここで理工ディフェンス陣も踏ん張る。1stダウンの攻撃をDE#27渡邊(汗)(2年・日大一)がQBサック。2ndダウンのWR#3へのパス、3rdダウンのQB#7によるスクランブルもTDは許さない。明治は4thダウンでFGトライ。しかし失敗に終わり、攻守交代。
 理工の攻撃は RB#19佐藤のパワープレイ、QB#7細江のオプションキープでロングゲインを奪い、QB#7細江のキープでTD。7プレイで約90ヤードゲインした。(審判のミスで明治のFGが敵陣20ヤード以内で失敗したのにも関わらず、失敗した地点で理工の攻撃が開始されたため)TFPのキックも成功し、13−7とする。
 明治はRB#21へのショベルパスでフィールド中央付近まで進み、最後はWR#3への約35ヤードのTDパス。こちらも6プレイで約80ヤードゲインした。TFPのキックも成功し、13−13と試合は振り出しに戻って前半終了。

 3Q。明治のキックオフで試合再開。理工RB陣は好調。RB#33荒木(4年・県立朝倉)RB#19佐藤RB#40(この日も#83を着用)小松(1年・都立三田)に加え、QB#7細江のランで次々FDを更新し、敵陣10ヤードへ。ここで、明治の厚い壁が立ちはだかり、理工は4thダウンに追い込まれる。しかし4thダウン残り11ヤードの攻撃でTE#4花野(修)(3年・日大鶴ヶ丘)へのパスが通りTD。TFPのキックも決まり、20−13とリードを広げる。
 ここから試合は目まぐるしい展開となる。キックオフされたボールを明治RET#7が敵陣40ヤード付近までビックリターン。1stダウンの攻撃こそDT#98(#65)柴田のタックルでロスするものの、次のプレイでTE#84へのパスが通り、わずか2プレイでTD。しかしTFPのキックは失敗し、20−19となる。
 明治のキックオフ。今度はRET#19佐藤がお返しとばかりキックオフリターンTD。こちらはTFPのキックをK#24西内(2年・都立三田)が落ち着いて決めて、27−19と再びリードを広げる。
 明治はTE#84、SB#21、WR#3へのパスに加えQB#7のランで敵陣20ヤード付近まで進むが、無得点。

 4Q。理工の攻撃はこの日初めてのパントに終わる。
 明治はSB#27、WR#19へのパスを通し、敵陣深くへ攻め入る。ここで理工ディフェンス陣も意地を見せる。SS#4花野(修)のタックルや相次ぐパス失敗で4thダウン。4thダウンのパスは通るものの、またもやSS#4花野(修)の好タックルで攻守交代。
 続く理工の攻撃。ここで痛恨のミス。オプションプレイでのピッチミスでセーフティ。27−21となる。
 明治の攻撃はWR#3へのパスでFD更新。敵陣35ヤードから1stダウンの攻撃。QB#7から投げられたパスを理工LB#42(この日は#23を着用)権(1年・都立三田)が値千金のインターセプト。
 しかし理工の攻撃はFDを奪えずパントに終わる。
 明治は、TE#84、WR#3へのパス、RB#21へのショベルパスでゴール前まで迫り、最後はQB#7のスクランブルを理工がタックルミスを連発しTD。TFPのキックも決まり27−28と明治が逆転した。
 この時点で残り24秒。理工最後の望みをかけたパスはインターセプト。壮絶なシーソーゲームは27−28で明治が勝利を収めた。



 「いくらいい試合をしたって、フットボールは勝たなくては意味がない」―これは私(#76)が高校時代、恩師に言われたことである。全くその通りだと思う。特に秋は勝たなければ、上へは行けない。

 春の試合は終わって思うこと、まずパスディフェンスの再建が必要であろう。明治戦では、相手のショットガン攻撃に翻弄されてしまった。またオフェンスも2試合とも後半になると攻撃力が低下していたと思う。相手にアジャストされてしまったためであろう。試合前はもちろん、試合中にも相手ディフェンスを理解することが大事ではないだろうか。キッキングは、リターンのほうはそれほど問題ないと思うが、カバーは秋までに練習が必要だ。度々ロングリターンを許している。
 また、チームの底上げが必要だ。今は、スターターと控えのレベルの差が大きい。これは技術だけではない。プレイの理解面もそうである。これでは、怪我人が出た時など困る。
 いずれにしろ、これからの夏の練習、合宿をどう過ごすかで、秋の結果は変わってくるだろう。今までと同じように過ごしたら、生科にはもちろん、他のチームにも勝つことはできないであろう。秋に笑うには、更なる努力が必要だ。




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